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冬の浜口陽三展 色彩のカーテン 濱田祐史、浦佐和子の作品とともに
2016.12.6-2017.2.12 ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション (東京)
exhibiiton
浜口陽三は戦後パリに定住して本格的に銅版画制作をはじめ、ほどなく国際的に認められる芸術家となりました。浜口は黒の濃淡を細やかに表現する銅版画技法「メゾチント」を独自に習得し、色版を重ねて刷る「カラーメゾチント」へと発展させたことで知られています。
展示では色のかさなりをテーマに、浜口作品に加え、実験的な作品を次々発表している写真家・濱田祐史氏(1979-)の「C / M / Y」シリーズと、
浦のドローイングが一緒に展示されました。ドローイングは、自然の美や記憶の中の風景をテーマとし、多くがテキスタイルに使われています。質感の異なったクレヨンを2~3層塗り重ねてから、爪楊枝でひっかいて線や点を描く手法は、銅版画の彫る作業に重なるところがあります。一本一本の線に息吹があり、北欧の風や大地、そのはるかな先に続くような作品です。
This is an exhibition of Yozo Hamaguchi’s copper-plate prints focusing on delicate colors.
In addition to the works of Hamaguchi, works of two present-day artists, Photographer Yuji Hamada (1979-) and Textile designer Sawako Ura, are introduced in this exhibition as a small project.
special website about the exhibition ◉
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